東京今日会


  10月24日、千 宗室家元、伊住公一朗様、伊住禮次朗様、大谷宗裕今日庵調査役・淡交会理事が出席され、築地の新喜楽において東京今日会(会長:牛尾治朗 ウシオ電機株式会社代表取締役会長)が開催されました。
  今日会は、地元の政・財・文化・芸術・宗教等各界の主な方々で構成される茶道の愛好者・数寄者の集まりで、茶道を通じて地域文化の振興に貢献することを目的に各地で活動しています。
  今回の東京今日会には、塩崎恭久・石原伸晃 両衆議院議員、中曽根弘文・小坂憲次 両参議院議員や今日庵老分、財界関係者など32名が出席されました。

  会場に到着された会員方が薄茶を喫された後、午後6時に今日会が開会。冒頭、東京今日会副会長の本庄八郎今日庵老分が前回の今日会での家元の言葉を引かれ、「“雑用というものはない。用を雑にするから雑用になるのであって、どのような用でもきちんとすれば雑用にはならない”というお話しをいつも念頭において、つい雑用にしてしまいがちな自分を反省しています。この言葉をもう一度ご紹介し、ご挨拶とさせていただきます」と述べられました。


茶席 本庄副会長挨拶


  続いて家元が講話。新入会員の大賀昭雄氏を紹介された後、「家元を継承して10年が経ちました。たまたま私がピッチャーズマウンドに上がらせていただきましたが、球を受けてくれる人や守ってくれる人、グラウンドを整備してくれる人、支え応援してくれる社中方など、本当に多くの人のお蔭で今日までつとめさせていただきました。今日会会員の皆さまにも励ましていただきながら、10年間勉強をさせていただいてきたと思っています。今後ともご指導のほど宜しくお願いいたします」と話されました。


家元講話


  その後、同じく東京今日会副会長の塚本能交老分の発声で乾杯となり、出席された会員方は深まる秋の一日を和やかに過ごされました。


塚本副会長の発声で乾杯