千 玄室大宗匠 聖マウリツィオ・ラザロ騎士団勲章を受章




  12月25日(水)、千 玄室大宗匠は、イタリア王家サボイア家「聖マウリツィオ・ラザロ騎士団最高位大十字騎士勲章」を受章されました。
  ラザロ騎士団は十字軍の時代に創設され、キリスト教の聖地を旅する巡礼者を守ることを目的とした騎士団でしたが、今日では、キリスト教の慣習に基づいた慈善活動に取り組んでいます。大宗匠の茶道を通じた多彩な国際貢献が認められ、この度の叙勲に結びつきました。

  受勲式は、12月25日の午前11時から東京都港区のホテルオークラ東京にて開催。来賓として裏千家老分で、関東第一地区地区長の本庄八郎氏、同地区副地区長の竹田恒和氏、裏千家老分で、同地区特別顧問の牛尾治郎氏、東京第六西支部支部長の越智隆雄氏はじめ関東第一地区役員、日本在住のラザロ騎士団受章者、関係者らが招かれ、大宗匠の受章を祝福しました。
  式典は、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団日本代表者の加瀬英明氏、騎士団団員で在日外交団団長のサンマリノ共和国 マンリオ・カデロ駐日特命全権大使が入場し、開式となりました。
  加瀬代表の挨拶に続いて大宗匠に勲章が授与された後、カデロ大使がイタリア語で入団を宣言し、大宗匠の騎士団入団を歓迎されました。

騎士団入団を宣言する加瀬代表とカデロ大使


  大宗匠は挨拶で、「平成21年にバチカンで偶然にもサボイア家の皆さまにお会いすることができ、今回の受勲もそのときのご縁ではないかと感じています。これからも、一碗のお茶で平和のために寄与していく決意です」と謝辞を述べられました。

大宗匠の挨拶


  その後、受勲式に出席された来賓を交えて懇親会が行われました。来賓を代表して竹田副地区長が祝辞を述べられ、カデロ大使の発声で乾杯。会場は祝意に満たされ、和やかな雰囲気の中、受勲式は終了しました。

竹田副地区長マンリオ・カデロ大使