川口青松会発会式
―記念茶会・家元講話・懇親会―


  平成28年3月4日、埼玉県川口市の川口駅前市民ホール フレンディアにおいて公益社団法人川口青年会議所の茶道同好会「川口青松会」(國分達也会長)の発会式が開催され、千 宗室家元が出席されました。同会は全国各地の青年会議所(JC)の茶道同好会等で組織する全国茶道同好会連絡協議会の20番目の加盟団体となります。

  記念茶会では、各地から参集したJC茶道同好会会員や地元の淡交会埼玉県支部役員が一碗を楽しみました。



  その後の家元講演が行われ、家元は「“文化力”は、歴史の長さに正比例するのではありません。今を生きる人たちが、その土地の文化を如何に活かし続けられるか、そういう力のことです。川口は鋳物の街です。今日の茶席でも川口で造られた釜をお使いになりましたが、単に作家の人たちが釜を並べて“これが川口の文化です”と言っても、使う人がいなければどうにもなりません。歴史が育んできた鋳物というものを生活の中に取り入れようとする環境をみんなが創っている、それが文化力です」と語られました。




  また、講話終了後には懇親会も開催され、各地JCの参加者たちが懇親を深めました。