茶会後、演台に立った家元は、自身のJC活動経験から「最近ではSNSが社会に浸透した結果、人との縁を手軽に結べると皆が錯覚しています。しかしJCは、自らが実際に現地に足を運び、仲間と共に汗を流して活動するので、真の友情を育むことができる場です」と話されました。また、発会を記念して家元から贈呈の色紙“楽亦在其中”の言葉について、「苦味がたくさんあってこそ、時折つまむ甘いものがとろけるような喜びを与えてくれます。辛い中にも楽しみがあることを念頭に、何事においても目をそらさず“楽”を見い出せるような活動をしてください。皆さんは今日を迎えるにあたり、稽古をなさったと思います。一から始め、少しずつ経験を積み重ねることで、自然に対応ができる力は身に付くことでしょう。そこで慢心せず、もう一度自身の原点はどうだったかということに思いを馳せ、一に還る。心を謙虚に引き戻すことが肝要です。JCの活動においても会員一人一人が少しの努力を積み重ね、一体となって街づくりに貢献すれば、街は豊かになり地域の人々に潤いをもたらせます。仙台青松会は今日がスタートですから、それぞれの楽しみを見つけ活動されることを願っております」と締めくくられました。 |