第27回 全国菓子大博覧会・三重
大会特別賞・「茶道裏千家家元賞」 決定


  平成29年3月31日(金)、第27回 全国菓子大博覧会・三重における「茶道裏千家家元賞」本審査を名古屋ユマニテク歯科製菓専門学校(名古屋市)にて開催しました。
  全国菓子大博覧会は、明治期から四年に一度開かれているお菓子の祭典で、菓子大博覧会での受賞は菓子業界の中で栄誉とされています。
  「茶道裏千家家元賞」は、茶道と関連の深い製菓技術の向上、後継者となる若手菓子職人の育成、菓子業界の振興、発展に貢献することを目的としており、今回初めて実技を伴う形での審査を行いました。




〈菓子製作〉
  午前、千 敬史審査委員長からの主催者挨拶、本審査の説明に続いて、参加者は早速菓子製作に臨みました。
  全国から集った若手職人51名は、開催地三重に因んで設定したテーマ「常若の精神」を思い思いに主菓子に表現しました。




〈審査〉
  午後からは、作者の名を伏せて二段階審査を行いました。まず、東海エリアの茶道教授者50名が評点式官能審査を行い、上位8名を選考。その後、専門家審査員※による審査を行い以下の通り各賞が決定しました。

※〈専門家審査委員会(敬称略)〉
  審査委員長千 敬史
  審査副委員長伊住禮次朗
  審査委員倉斗宗覚 (今日庵業躰)

奈良宗久 (今日庵業躰)

淺沼宗博 (淡交会東海地区委員長)

  受賞の皆さまおめでとうございました。


【最優秀賞】

銘「和神」
刀根武士氏(刀根菓子館・津市)


【優秀賞】

銘「みなも」
渡邉一慶氏(雀おどり總本店・名古屋市)
銘「ゆずりは」
山本隆広氏(玉井屋本舗・岐阜市)


【奨励賞】

銘「花風」
田中正一氏(田中観月堂・鈴鹿市)
銘「非時香東」
後藤豊正氏(若松屋阡壱・犬山市)

銘「常若の美」
坂口貴弘氏(松華堂菓子舗・半田市)
銘「常若-三友-」
中田匡紀氏(たねや・近江八幡市)

銘「常若の息吹」
佐伯徳仁氏(春光堂・加古川市)