若宗匠格式奉告献茶式・格式披露茶会




  令和2年10月9日(金)、京都市北区の大徳寺聚光院において丹心斎 千 宗史若宗匠の格式奉告献茶式が執り行われました。
  彬子女王殿下、九條家三十六代当主で裏千家顧問の九條道成様、千 玄室大宗匠、千 宗室家元夫妻はじめ親族、今日庵老分、今日庵・淡交会役員ら約90人が参列。 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当初予定より規模を縮小し、検温や手指消毒、三密対策を徹底した上での開催となりました。

  午前9時30分開式。彬子女王殿下がご入堂。続いて若宗匠が大宗匠、家元夫妻とともに本堂に進まれ、点前座に着座。濃茶を謹点し利休居士に献じられました。読経、若宗匠による焼香に続いて家元、大宗匠、若宗匠が参列者に挨拶をされ、奉告献茶式は滞りなく終了しました。



  終了後、報道各社のインタビューで今後の抱負を尋ねられた若宗匠は、「今の状況でお茶の在り方は変化し、令和時代の、特に若い人たちの感性も私を含め変わってきていると思います。これまでのいいところは残し、時代に合わなくなってきたところは見直しつつバランスよくやっていきたい」と語られました。



  山内では格式披露茶会が催され、献茶式出席者をはじめ西日本の参事・参事補・特別参事、支部や直門の代表者、名誉師範など約300人が参会。今日庵席、老分席、業躰部席、直門席、青年部全国委員会席の5席が設けられました。

◇今日庵席(於 聚光院書院)

◇老分席(於 総見院)

◇業躰部席(於 芳春院)

◇直門席(於 三玄院)

◇青年部全国委員会席(於 瑞雲軒)


  なお、10月13日(火)には明治神宮(東京都渋谷区)において奉告献茶式ならびに格式披露茶会が行われました。