令和三年 東海地区交流会



 令和3年10月2日(土)、名古屋観光ホテル(名古屋市)において千 宗室家元が出席され、令和三年 東海地区交流会(主催:富田英之 地区長、主管:愛知第一支部 天野源之支部長)が開催されました。
 新型コロナウイルス感染症の影響により、会場参加者の規模を縮小し、地区内会員へオンライン配信(YouTube Live限定公開・Zoom)がなされました。


 感染症対策を徹底した会場には、富田東海地区長、豊島半七副地区長(愛知第一支部副支部長)、鈴木晴視愛知第二支部支部長、社本光永愛知第三支部長(特別参事)、主管支部の天野源之愛知第一支部支部長、大森輝英愛知第一支部副支部長、高松正敏愛知第一支部副支部長はじめ愛知第一支部役員が参集。
 地区内会員はYouTubeにて900名、YouTubeサテライト会場(105ヶ所)にて800名以上が視聴参加しました。


 地区交流会は、元々同日に予定されていた地区大会に代わる行事として考えられたもの。
 オンラインを活用した新しいスタイルの交流会は、時代に適応した工夫がなされ、新たな可能性を見いだすとともに、地区内会員の良き連携と世代間の理解を深め、茶の湯の心を次世代へ繋ぐ良き機会となりました。


 また、富田地区長の発意により、茶道の発展に資するためDX(デジタル・トランスフォーメーション)委員会が設置され、メンバー8名は交流会のオンライン配信環境を整え進行を担当しました。
 なお、当日の様子は東海地区ホームページ(会員専用ページ)にてオンデマンド配信されています。


◇交流会開会(YouTube Live限定公開)
 午前10時40分より名古屋観光ホテル那古の間にて開会。
 開会にあたり、富田地区長より主催者を代表し挨拶がありました。


富田地区長 挨拶


◇家元講話(YouTube Live限定公開)
 午前10時50分より家元による講話が行われました。
 家元は「心のアクセルとブレーキのバランスを意識し、無理をしないことを基本形にすることで、感染リスクは低くなり心も体も心地よく楽になります」と語られ、また、ウィズコロナの時代を生きていく工夫として、「心がほほ笑む一会を探していくことが大切であり、もてなしは余情残心です。そして、小寄せの茶会や各服点もひとつのチャンスとし、発想の転換をしてみる。それが出来るのが茶の湯です。これからの茶の湯の道筋を拡げてまいりたいと思います」と述べられました。




◇懇談会(Zoom配信)
 続いて、午前11時50分より地区内5支部の会員が6ヶ所のサテライト会場に集まり、名古屋観光ホテルとZoomで結び、家元に各会場から質問が寄せられました。家元と会員はオンラインを通じて和やかに交流を深めました。

サテライト会場
 愛知第一支部・愛知第二支部・愛知第三支部(2会場)・静岡支部・岐阜支部



 最後に天野愛知第一支部支部長より謝辞があり、交流会はしめくくられました。

天野支部長 謝辞