千 玄室 大宗匠 那覇基地にてお茶湯の儀

令和4年6月18日(土)、那覇市にある航空自衛隊 那覇基地において、南西航空方面隊司令官 谷嶋正仁空将ら基地関係者、海軍第14期遺族会の参列のもと「沖縄返還50年慰霊祭」が催され、千 玄室大宗匠によるお茶湯の儀が執り行われました。


同基地内の小禄の丘にある旧海軍砲台前には、戦後40年を機に慰霊碑「同期の桜」が建立され、戦没者氏名を記した文書が奉納されています。

亡き戦友に対してお茶を捧げられた大宗匠は、「散華した仲間を思うと今でも胸が締めつけられます。内地でも原爆などで多くの犠牲者を出しましたが、ここ沖縄でも多大な犠牲を払っています。内地の人々には沖縄へより強い思いを持っていただきたい。そして、『平和』という言葉を使わなくてよい、和やかな世の中になるよう祈っております」と述べられました。