千 玄室大宗匠、中国で呉邦国・全人代常務委員長と会見




  千玄室大宗匠は3月16日〜21日迄訪中され、北京、天津並びに上海を訪問。

  北京到着後早々に、孟暁駟・文化部副部長を表敬訪問。旧交を温められました。

  3月18日、北京の人民大会堂で中国の呉邦国・全国人民代表大会常務委員長(国会議長)をはじめ孫家正・文化部長、姜恩柱・全国人民代表大会外事委員会主任委員、曹衛洲・同常務委員会副秘書長等要人と会見。在中国日本大使館からも特別に原田親仁・在中国日本国大使館特命全権公使、堀之内秀久・同公使(政治部長)が同席されました。


呉邦国委員長に呈茶される大宗匠




  呉委員長は大宗匠の点てられた一碗を味わい、「茶道を通じた交流を深め、日中友好の発展につなげていただきたい」と日本と中国の文化交流の重要性を強調されるとともに「日中交流の基礎は民間交流にあります。殊に裏千家は両国友好のために長年力を注いでこられたことは大変な実績です」と賞賛。大宗匠も「今後とも、裏千家として中国各界の方々との交流をさらに深めていきたい」と応じられました。




北京にて「茶道と国際文化交流」と題して講演



  17日には、在中国日本国大使館、国際交流基金北京事務所、裏千家の主催で、千 玄室大宗匠の「茶道と国際文化交流」と題する講演と茶道紹介が行われました。
 会場の国際交流基金北京事務所多目的ホールには定員を大きく上回る220名の聴講者が集まり、茶道への関心の高さが感じられました。 


講演後には茶道紹介と聴講者に呈茶が行われました