千 玄室大宗匠、訪韓
中央大学校にて講演と茶道デモンストレーション




  千玄室大宗匠は、10月8〜12日、韓国ソウルを訪問、中央大学校において、講演と茶道デモンストレーションを行われるなど、精力的に茶道普及活動を展開されました。

  中央大学校では、今年日語学科開講89周年となり、その記念行事として、同大学の客員教授でもある大宗匠の特別講演が実現したもの。10日午後、中央大学校安城キャンパスの国樂大学ホールには、同大学の学生・教師はじめソウル市内の茶道関係者約400人が参集。
  開会にあたり、同学の金熙秀理事長の挨拶の後、講師紹介があり大宗匠が登壇。
  大宗匠は、「日本茶道の精神と現代文明」と題して講演。茶道の深い精神性を分かりやすく解説されました。




大宗匠の特別講演

  続いて、茶道デモンストレーションが行われ、随行の今日庵業躰、裏千家ソウル出張所所員、淡交会ソウル協会会員による点前作法を大宗匠が解説。その後、質疑応答にも応じられるなど、聴衆の関心をさらに喚起されました。


茶道デモンストレーション質問に答えられる大宗匠

呈茶席

  会場のホールベランダには、呈茶席が設けられ、参加者たちは抹茶の味を興味深く味わっていました。

  9日には、大宗匠は、淡交会ソウル協会の蔡煕乗会長とともに日本国大使公邸を表敬訪問。駐大韓民国日本国特命全権大使の重家俊範ご夫妻、日本公報文化院長の高橋妙子氏(公使)と会見され、懇談されました。