千 玄室大宗匠 アブダビ首長国を訪問




  千 玄室大宗匠は、3月14日から17日までアラブ首長国連邦の首都アブダビを訪問されました。
  大宗匠のアブダビ訪問は昨年10月に続いて2度目で、茶道の精神性、芸術性と大宗匠のお人柄に深く心を寄せられるアブダビ首長国皇太子シェイク・ムハンマド・ビン・ザイード・アル・ナヒヤーン殿下の要請により実現したものです。
  3月16日夕刻、宮殿の一つ、ペルシャ湾に面した広大なシーパレスで行われた大宗匠と皇太子殿下の会見には、皇太子殿下のお声掛けで多数のアブダビの王族方のほか、福田康夫前首相夫妻が同席。皇太子殿下は大宗匠との再会を大変喜ばれ、大宗匠が点てられた一碗をゆっくり大切そうに喫されました。




  この模様は大々的に現地の新聞で報道され、大きな関心が寄せられました。
  現在アブダビでは、大宗匠より皇太子殿下へ寄贈の茶室建設計画が進んでおり、中東地域での今後の茶道の広がりが期待されます。