茶道裏千家・国際友好交流茶会
於・上海国際博覧会 日本館イベントステージ


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日本館外観(イベントステージは右手前の半円部分)


  5月1日より、中華人民共和国で開催された上海国際博覧会(上海万博)において茶道裏千家・国際友好交流茶会が開催されました。
  千 宗室家元夫妻、千 万紀子さん、伊住弘美様、伊住公一朗氏、大谷裕巳淡交会理事をはじめ、原田収今日庵老分、上海同好会関係者、すみれ会、淡交会会員の総勢137名が中国・上海市を訪問しました。
  4月28日、開催に先立って、宗家方は在上海日本国領事館を表敬訪問され、横井裕総領事と会談されました。

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横井裕総領事と挨拶を交わされる家元


  4月30日、この日に上海に到着した裏千家訪中団の参加者が一堂に会する合同夕食会がシェラトンホテルにおいて開催され、家元は「ご多用中にもかかわらず、多くの皆さまにご参加いただき、ありがとうございます。この国際友好交流茶会が日中友好の架け橋となることを願っています」と挨拶されました。その後、家元夫人、原田老分の挨拶に続き、吉永宗清京都南支部副支部長の乾杯の発声の後、家元は各テーブルを回られ参加者に声を掛けられるとともに記念撮影に応じられました。

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挨拶される家元茶会に向けて参加者を励まされる家元夫人


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原田老分の挨拶吉永京都南副支部長による乾杯


  5月1日、家元夫妻は日本館開館式に臨まれた後、日本館イベントステージにて仙谷由人総理特使・国家戦略担当大臣、福山哲郎外務副大臣、高村正彦日中友好議員連盟会長をはじめとする来賓方に一碗を呈され、5日間の国際友好交流茶会が始まりました。

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日本館開館式にて仙谷由人総理特使・国家戦略担当大臣の挨拶


  日本館イベントステージには三畳の組立茶室と舞台上に八畳の茶室が設けられ、三畳の茶室では千 万紀子さん、伊住公一朗氏が点前を披露。家元が来場者に向けて茶道の解説を行われました。また、お茶が呈されると慣れない作法に戸惑いながらも、多くの方が初めての抹茶を興味深く喫しました。中国のみならず各国から訪れた人々は活気あふれる万博会場内での落ち着いた和の雰囲気を楽しみ、点前が終わると各席で大きな拍手が湧き起こりました。

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開館式の来賓方に点前を披露される伊住公一朗氏来場者に点前を披露される千 万紀子さん


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来場者に茶道の解説をされる家元


  また、日本、サウジアラビア、フランス、台湾など各国の来賓が折々に日本館イベントステージを訪れ、日本の伝統文化・茶道を堪能されました。

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サウジアラビア王国
マンズール・ビン・ムタイ・ビン・アブドルアジズ・アサド殿下
パリ副市長:クリスチャン・ソテール氏


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台湾貿易協会会長:王志剛氏 参議院議員:木俣佳丈氏


  茶道裏千家・国際友好交流茶会は5日間に約4000名の来場者を迎えました。日本の茶道に興味を持って訪れた方も、何か分からずに訪れた方もあったようですが、以心伝心で一碗のお茶に込められた日本のもてなしの心を感じ取り、皆笑顔で会場を後にしていました。


茶道裏千家・国際友好交流茶会スナップ集

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