愛媛県内9支部10青年部
設立50周年記念大会


  5月29日、愛媛県松山市において、千 宗室家元出席のもと愛媛県内9支部10青年部合同の設立50周年記念大会が開催されました。(大会会長:松山支部 塩崎恭久支部長)


愛媛県内9支部10青年部
三島・ほうおう  新居浜・あかがね  西条・いしづち
今治・くるしま  松山・ていれぎ   松山・にぎたつ
伊予・いよ    大洲・臥龍     八幡浜・いずしね
宇和島・うわじま


  午後4時30分からの記念式典は、明治を代表する文学者であり俳句・短歌の革新につとめた正岡子規を記念した子規記念博物館を会場に行われました。
  来賓として高浜壮一郎愛媛県副知事、稲葉輝二松山市副市長、坂田雄幸四国地区地区長、吉見弘晏八幡浜支部支部長、白石 徹新居浜支部副支部長(愛媛県議会議員)のほか、地区内各支部の役員・会員、青年部OB、また、全国各地から青年部全国委員・全国委員補はじめ青年部会員も多数出席し、10青年部の慶事に花を添えました。
  式典に先立ち、松山支部が会場ロビーで香煎席を担当、来場者をもてなしました。
  冒頭、大会副会長の吉岡敏正松山支部副支部長(青年部代表者会議直前議長)より、この日を迎えられたことに対する感謝の挨拶があり、続いて来賓方からそれぞれ祝辞が述べられました。
  記念式典後には、青年部活動への一層の理解促進のため、映像を交えて各青年部のPRタイムが設けられ、思い思いの青年部紹介がなされました。

子規記念博物館 吉岡直前議長の挨拶

  この日、家元は、早朝より滋賀県大津市の日吉大社で恒例の献茶式を奉仕された後、松山入りされ、学生40名を含む約540名の参加者を前に講演。「人と人との縁や交わりを大切にしてください。そのためには、言葉の遣い方に配慮し、出会った相手の良いところを見つける姿勢を持つことです。また、現代人は型に捉われすぎる傾向がありますが、世の中が本来伝えるべき心を取り戻せるよう、茶の世界が良き模範となりましょう」と語りかけられました。



  午後6時30分からは、大和屋本店に会場を移し、記念懇親会が行われました。
  家元の挨拶に続いて、来賓として塩崎恭久衆議院議員・千枝子夫人と吉見弘晏八幡浜支部支部長が祝辞を述べられました。

大会会長より挨拶 吉見支部長より祝辞


  今大会には、全国各地から全国委員・全国委員補12名もお祝いにかけつけており、その紹介の後、代表して宮本英光直前委員長(鎌倉支部)が乾杯の発声を行いました。家元は、各テーブルでの写真撮影にも応じられ、親子・新旧の青年部会員が和やかに交流し、淡交会青年部の更なる充実・発展を期してお披きとなりました。

宮本直前委員長の発声で乾杯


  翌30日は、松山市生活文化センターにおいて記念茶会が行われ、松山支部席と10青年部席が設えられました。
  来場者は、この日のために用意された夫々の趣向と一碗のお茶を味わい、特に青年部席では、青年部手作りの棚など、来場者の目を楽しませる工夫も見られました。
10青年部が、今後の活動の一層の充実と会員増強を互いに期する記念大会となりました。

松山支部席


[10青年部席]