第40回北陸信越ブロック会員大会
千 玄室大宗匠が講演



  5月19日(土)・20日(日)の両日、金沢市内の石川県立能楽堂・ホテル日航金沢を会場として第40回北陸信越ブロック会員大会が開催され、千 玄室大宗匠がご講演されました。

  大宗匠の講演には、淡交会親支部より荒井公夫 北陸信越地区地区長、千田則行 魚津支部支部長、桝田敬次郎 富山支部支部長、矢田松太郎 石川南支部支部長、品川一郎 福井支部支部長、小田禎彦 石川支部支部長はじめ150人が参加し、青年部会員と合わせて500人が聴講しました。
  会場の石川県立能楽堂では、午後3時半の開会式が行われ、能楽(仕舞)が演じられ、日本の伝統芸能を観賞した後、大宗匠が登壇。
  大宗匠は講演の中で、「茶道の根本である和敬清寂とは、寛容と忍耐、慈愛を教えています。それを学んでいる皆さん方こそ、一碗をもってそのよさを多くの人に伝えていただきたい」と話され、参加者は、大宗匠の視野の広い話に大変感銘を受けていました。





また、夕刻には、ホテル日航金沢にて懇親会が催され、石川県副知事・山岸勇氏、金沢市長・山出保氏も出席され、40回を数える会員大会を祝いました。
  乾杯後には、担当青年部が用意したアトラクションなど楽しい企画も登場。また、大宗匠は各テーブルで記念写真撮影に応じられるなど、大宗匠を囲んで歓談の輪があちこちに広がり、楽しい一時となりました。


山岸副知事 山出市長


  19日午前には、金沢市内の時雨亭、松風閣、金沢市観光会館の三か所で記念茶会が催されました。天候にも恵まれ、参加者は、ブロックが用意した巡回バスにて各茶席を回りました。


濃茶席 石川支部席 時雨亭

薄茶席 北陸信越ブロック席 松風閣

薄茶席 石川支部青年部連絡会席 金沢市観光会館


  20日は、ホテル日航金沢を会場に、関根秀治 裏千家事務総長・淡交会副理事長より総本部報告。関根副理事長は、「社会に奉仕することに喜びを感じて欲しい」と話され、青年部会員として誇りを持ち、満足感を得られる活動を推奨されました。
  続いて、全国委員講話。本年度は各ブロック研修会(会員大会)へ全国委員会正副役員が出向しており、今回は宮本英光青年部全国委員会委員長、井手美代全国代表者会議副議長を迎え、両者より青年部のトップリーダーとしての立場から、より現実的な助言が発せられました。