青年部北陸信越ブロック第50回記念会員大会



  平成29年11月11日(土)・12日(日)、福井県勝山市に於いて青年部北陸信越ブロック第50回記念会員大会が開催され、千 宗室家元が出席されました。
  来賓として参議院議員の山崎正昭氏(福井支部顧問)、福井県副知事の山田賢一氏、勝山市長の山岸正裕氏、仁科惠敏信越地区地区長(今日庵老分・長野県支部支部長)、小田禎彦北陸地区地区長(参事・石川支部支部長)をはじめ、信越・北陸地区内各支部・北陸信越ブロック内青年部の役員・会員、歴代ブロック長の他、ブロック間交流で集った全国の青年部会員等約540名の参加がありました。
  北陸信越ブロックは、昭和39年に富山支部に青年部が発会したことを皮切りに地区内各地に青年部が発会。その後、昭和43年に北信越ブロック協議会が結成。以降、二地区のエリアで交流を図りながら活動を続けています。

◇開会式
  午後3時半より、JAテラル越前勝山中支店清寿殿にて開催。開会にあたり、宮ア匠副ブロック長より開会の辞、続いて吉田美々ブロック長より主催者挨拶がありました。その後、家元、山崎議員、仁科地区長、小田地区長からの祝辞がありました。

吉田ブロック長挨拶 山崎議員祝辞


仁科地区長祝辞 小田地区長祝辞


◇特別講演
  開会式に続いて、家元による特別講演が行われました。家元は、「近年、人工知能の発達が著しいですが、人の強みは感情があることです。あっという間に過ぎ去ってしまう夏に対する寂寥感など、季節に関する感情もそうです。そういったことをお道具の取り合せなどに取り込んでいけば皆さんの茶の湯が活き活きとすることでしょう」と語られました。



◇懇親会
  午後6時からはホテルハーヴェストスキージャム勝山に会場を移して懇親会を開催。開会に先立ち、50回を記念し地元の銘酒を盛大に鏡開き。続いて行松宏展ブロック監事(全国委員会委員長)の主催者挨拶がありました。その後、家元、山田副知事の挨拶、山岸市長による乾杯の発声が行われました。また、今年度、青年部を卒業する17名を代表して富山青年部の栗林 満君に感謝状が贈呈されるなど、家元を囲んで和やかな会となりました。


行松ブロック監事挨拶

山田副知事挨拶 山岸市長による乾杯の発声

感謝状贈呈


  最後に、北陸地区副地区長 在田吉保氏(参事・高岡支部支部長)による中締めで締めくくられました。

◇茶席
  開会式前には本大会参加者に濃茶席(北陸信越ブロック担当)、薄茶席(福井青年部担当)、また特別講演に参加の福井支部会員のために呈茶席(福井支部担当)が設けられ、参加者は心づくしの一碗を楽しみました。

【濃茶席】 北陸信越ブロック担当  於・JAテラル越前勝山中支店清寿殿

【薄茶席】 福井青年部担当  於・福井県立恐竜博物館

手製の干菓子器

【呈茶席】 福井支部担当  於・JAテラル越前勝山中支店清寿殿

◇展示
  各会場のロビーや待ち合いには福井青年部による趣向を凝らした展示が行われました。

・日常を切り取った写真、青年部会員が思う福井

・福井県にゆかりのある岡倉天心に関する展示
『茶の本』等が展示されました。

・福井県出身の漢字・東洋学者・白川静氏に関する展示
会場のあちらこちらに白川文字を使った案内などがなされました。

・6月にブロックで行った国際交流事業(台湾)の活動報告