淡交会青年部東北ブロック海外奉仕隊
「ジャパンウィーク2007」




  淡交会青年部東北ブロック(高橋進ブロック長)は、9月20〜24日の5日間訪中(先遣17日〜)、吉林省長春市で開催された「ジャパンウィーク2007」(瀋陽日本国領事館・吉林省外事弁公室・吉林省文化庁・吉林省対外友好協会主催)に参加しました。
  この行事は、日中両国が文化紹介・交流によって互いを理解し、さらなる友好関係を築いていくことを目的としたもので、東北ブロックが高橋ブロック長を団長に日中友好裏千家茶道文化交流団を結成、青年部会員25人・OB等8人計33人が茶道紹介等を通じて長春市民と交流しました。
  東北ブロックでは、25年前にも現地を訪問しており、当時の参加者も今回の先遣隊に同行、事前準備から様々な助力を得ることになりました。




  19日午前、高橋団長はじめ先遣隊4人で吉林省外事弁公室を表敬訪問、吉林省と姉妹都市締結している宮城県知事からの親書と記念品を手渡しました。また午後には、長春市外事弁公室を訪問し、長春市の姉妹都市である仙台市長からの親書と記念品を手渡し、それぞれの友好協会副会長と交流について懇談しました。


吉林省外事弁公室 表敬 長春市外事弁公室 表敬


  20日、吉林省博物館において、ジャパンウィークの開会式が行われ、多くの来賓・一般市民・学生ら約200人が出席。高橋団長が、千 宗室家元から託されたメッセージを披露し、茶道による交流の意義を確認しました。その後、同博物館2階で茶道デモンストレーションと呈茶。4畳半の小間を設え、家元御染筆「万邦敦和親」の短冊に団子を盛り、お月見の趣向で。来席者に一服を差し上げた後、体験コーナーにて点茶も体験していただきました。
  この日夕刻より本団が合流、吉林省主催のレセプションに招待されました。


開会式セレモニー


デモンストレーション 体験コーナー


  21日には、一般市民向けの市民茶会。午前中で200人を越える方々に呈茶を行いました。呈茶後は、団員と市民との写真撮影をするなど交流を深めました。
  茶会終了後は、長春市内の児童公園にて、くも杉を記念植樹しました。25年前に同じ場所に植樹した冷杉を確認することができ、揃って記念撮影。今回の訪中の成果をかみ締める植樹となりました。


記念植樹


  22日は万里の長城など北京市郊外の観光、23日には故宮博物館などの北京市内観光班と天津商業大学裏千家茶道短期大学を訪問する班に分かれて行動。充実した日程を終え、24日、全員無事に帰国することができました。

《高橋進団長より》
  この度の長春訪問を決断するきっかけは、25年前に先輩方が訪問され足跡を残されていたことによるものであり、先輩方が私どもの背中を押してくれた海外文化交流だったと思います。
  長春においても25年前の先輩方の実績が、私ども交流団を厚く迎え入れてくれた要因になっていると感じ、改めて東北ブロックを築き上げてきた先輩方のすばらしさにも触れる文化交流でした。