鹿児島・沖縄・奄美交流茶会

  11月6・7日、千 宗室家元が列席され、奄美大島において「鹿児島・沖縄・奄美交流茶会」が開催されました。この交流茶会は、海を隔てて隣接する3地域が、琉球・薩摩というそれぞれの歴史をふまえた相互理解、淡交会会員の友好交流、さらには地域社会から世界へ平和の一碗の発信、を目的に、一昨年の沖縄、昨年の鹿児島に続き、本年の奄美での開催で3回目となるものです。名瀬市の平田隆義市長はじめ全島あげての歓迎ムードのなか、淡交会鹿児島支部・沖縄支部・奄美大島支所をはじめ九州地区内の会員ら約300人が参集しました。
  6日には記念茶会として濃茶席、薄茶席が掛けられたほか、夕刻より奄美観光ホテルにおいて交流懇親会。7日には同ホテルで「和合のつどい」を挙行。「和合の茶」として、お家元が点じられた一碗を渡 博文奄美大島支所長、親泊一郎沖縄支部長、島津修久鹿児島支部長が順服、和合の心が場内を包み込みました。続いて、お家元が「心は和やかに」と題して記念講演。お家元はじめ宗家との一体感を新たにすると同時に、和合の茶の意味と力強さを改めて実感する有意義な行事となりました。

記念茶会
濃茶席(奄美大島支所担当、於:奄美パーク)
薄茶席(奄美大島支所奄美青年部担当、於:大島紬村)



和合の茶
会員らに直に語りかけられたお家元記念講演





懇親会では「八月踊り」の輪にお家元も
大島紬村では屋外に薄茶席のしつらい