第16回奄美大島・鹿児島・沖縄「和合の茶会」


  平成26年10月25日(土)・26日(日)、奄美大島にて、千 玄室大宗匠のご出席のもと第16回和合の茶会が開催され、三支部支所の会員はじめ全国各地より340名が集いました(主管・奄美大島支所 渡博文支所長)。
  和合の茶会は、大宗匠の「一碗からピースフルネスを」の理念のもと三地域の関係を再構築し、地域間の交流の輪を拡げる取り組みとして奄美大島、鹿児島、沖縄の各支部が持ち廻りで主管をつとめています。
  今回は奄美大島支所の主管により、島の中南西部に位置し、渡支所長の出身地でもある宇検村と奄美市にて諸行事が行われましたが、奄美市、奄美市教育委員会、宇検村、宇検村教育委員会の後援と全面的な支援により意義深く開催されました。



◇和合の茶会(於・宇検村生涯学習センター)
  25日午後2時より和合の茶会が開催。まず、渡博文支所長が主催者を代表して挨拶されました。続いて、来賓の元田信有宇検村長と石原進淡交会九州地区長が祝辞を述べられました。
  千 玄室大宗匠が亭主をつとめられ、渡支所長、島津修久鹿児島支部長、親泊一郎沖縄支部長はじめ、後藤豊彦九州地区名誉地区長、石原 進地区長、福山敏裕奄美市副市長、要田憲雄奄美市教育長、元田宇検村長、藤田教夫宇検村教育長が、大宗匠の一碗を順服されました。

渡支所長


元田村長 石原地区長




  続いて、大宗匠が「みんな一緒」と題してご講演。和合の茶会の開催意義とともに、互いを思いやる茶の湯の精神と一碗による平和思想を説かれました。




◇茶席
  和合の茶会に先立ち、参加者は宇検村生涯学習センター一帯の各施設に設けられた茶席でそれぞれの趣向を楽しみました。

濃茶席(担当 奄美大島支所) 於・やけうちの里

薄茶席(担当 奄美大島青年部・学校茶道) 於・宇検村総合体育館

香煎席(担当 学校茶道連絡協議会) 於・宇検村総合体育館


◇千 玄室大宗匠を囲む交流懇親会
  夕刻より、奄美市内の奄美観光ホテルにおいて大宗匠を囲む懇親会が催されました。   渡支所長の主催者挨拶に続いて大宗匠がご挨拶。来賓を代表して福山奄美市副市長が朝山毅市長の祝辞を代読、後藤名誉地区長の挨拶の後、親泊沖縄支部長の乾杯の発声で宴がスタートしました。


福山奄美市副市長 後藤名誉地区長


親泊支部長


  途中、奄美の島唄も披露され、大宗匠を囲んで賑やかな懇親の場となりました。
  来年度主管の島津鹿児島支部長が開催概要案を発表。最後に上田敏也副支所長の閉会の挨拶でお開きとなりました。


島津支部長 上田副支所長


◇平和祈念献茶式   於・奄美市赤崎戦没者慰霊の塔
  26日午前9時より、奄美市赤崎において平和祈念献茶式が厳修されました。
  大宗匠は、奄美群島戦没者慰霊の塔の前に設けられた点前座で二碗を点じられ、一碗を彼我戦没者の御霊に対し、また一碗を世界の恒久平和を祈念して捧げられました。





呈茶席 奄美大島支所担当