鵬雲斎大宗匠記念講演会並びに広島支部青年部65周年記念茶会




  平成27年6月13日(土)、ANAクラウンプラザホテル広島(広島市)において鵬雲斎大宗匠記念講演会並びに広島支部青年部65周年記念茶会が開催され、千 玄室大宗匠が出席されました(主催:広島支部連合会 橋本宗利会長・淡交会理事・広島第二支部支部長 加計正弘副会長・淡交会特別参事・広島第一支部支部長)。
  来賓として外務大臣の岸田文雄氏(同連合会顧問、広島第一支部顧問)、中部中国地区地区長の奥原信也氏(淡交会参事・呉支部支部長)はじめ中部中国地区内の各支部役員、また、広島第一・第二支部、青年部の役員・会員はじめ同門社中約600名が集いました。

◇記念講演会
  午後3時30分より開催。
  橋本会長の挨拶の後、広島第二支部 石ア信三副支部長の紹介で登壇した大宗匠は、『南方録』を紐解きながら話を進め「利休居士は家はもらぬほど、食事は飢えぬほどにて足る事なり。これ仏の教、茶の湯の本意なり。水を運び、薪をとり、湯を沸かし茶を点てて、仏に供え、人にも施し、吾も飲む″と教えを説かれています。わらじをはいて行にはげむ修道者的な心がけというものをいつも忘れてはなりません」と語りかけ、最後に中森じゅあん氏の詩を読み上げ「お茶は平和の心です。みんな一緒だよという気持ちを持って、相手を思いやり一碗を点てることが大切です」と説かれました。
  広島第一支部竹内泰彦 副支部長によるお礼のことばに続き、加計副会長の挨拶で締めくくられました。講演後には熱心に聞きいっていた参加者から大宗匠に大きな拍手が送られました。


橋本会長 挨拶




竹内副支部長 加計副会長


【記念茶会】
  同ホテル内には、呉青年部とともに全国の青年部の先駆けとして歩みを始めた広島青年部が発会して65周年を迎えた記念の席が設けられ、現役会員による心づくしの一碗が参加者に呈されました。
  大宗匠も講演前に席入りされ、参加者とともに一碗を楽しまれました。




【懇親会】
  午後5時30分より開催。
  冒頭、神楽が披露された後、橋本会長、大宗匠、岸田外務大臣の挨拶に続いて、奥原地区長の発声で乾杯。参加者は大宗匠を囲み、和やかに歓談しました。
  終わりに、広島第一支部 世良與志雄副支部長の中締めの挨拶でお開きとなりました。

神楽 岸田外務大臣 挨拶

奥原地区長 乾杯発声 世良副支部長 中締め挨拶