岩国支部50周年・青年部45周年記念大会


  3月30日(土)、山口県岩国市において岩国支部50周年・同青年部45周年記念大会が開催され、
千 宗室家元、千 万紀子様、伊住禮次朗様が出席されました(柏原伸二支部長)。




  来賓として、岩国市長の福田良彦氏(岩国支部副支部長)、林 芳正農林水産大臣夫人の裕子氏、岸 信夫衆議院議員夫人の智香子氏、参議院議員の藤谷光信氏、岩国市教育長の佐倉弘之甫氏、西中国地区内の各支部役員・会員が出席しました。
  岩国支部は昭和25年に広島支部の岩国支所として発足、昭和38年に淡々斎家元を迎え支部昇格発会式を挙行、以後茶の湯の盛んな土地柄として地域に根差した活動を続けてきました。




 ◇ 記念茶会
  濃茶席が吉香茶室、薄茶席が岩国国際観光ホテルに設けられました。吉香茶室は明治25年に旧藩主吉川家が本邸を建築した際に設けられた離れで、昭和26年に岩国市に寄付されており、岩国支部ではこの茶室を会場に月釜等の諸行事を開催しています。
  参加者はこの日満開となった桜と錦帯橋を愛でながら心尽くしの一碗を味わいました。

濃茶席(支部担当)


薄茶席(青年部担当)


 ◇ 記念式典
  午後1時30分より岩国国際観光ホテルのロイヤルホールにて開催。
  柏原支部長が主催者を代表して挨拶の後、家元、福田市長の祝辞、野村興兒西中国地区地区長の祝辞を岡本繁樹参事が代読、その後、大宗匠をはじめとする方々からの祝電が披露されました。

柏原支部長


福田市長岡本参事


  また、この周年行事を記念して、岩国市へ金一封が贈られました。
  その後、岩国支部の設立に尽力された方々を代表して支部参与の佐古宗絵氏に柏原支部長より感謝状が授与されました。

金一封贈呈感謝状授与


◇ 記念講演
  続く記念講演は家元が登壇。家元は「何かひとつのことを学ぶには時間がかかりますが、何かを学ぼうとする姿勢が人生の基本となります」と学び続けることの必要性を強調されました。更に、茶の湯の世界におけるチームワークの重要性と一人ひとりの役割の大切さに触れられ、講演の結びとされました。



◇ 祝賀会
  同会場にて開催。冒頭、尺八とピアノの演奏が会場の雰囲気を盛り上げました。
  柏原支部長の挨拶に引き続き、千 万紀子様、続いて岸 智香子氏が祝辞を述べられました。岩国市議会議長の武田正之氏(岩国支部副支部長)の発声で乾杯。家元を囲み、和やかな懇親の一時となりました。
  閉会の挨拶では、前野宗枝幹事長が支部設立の頃からの思い出とともに感謝の言葉で締めくくりました。

千 万紀子様岸 智香子氏


武田市議会議長による乾杯 前野幹事長の閉会挨拶