宮津支部特別講演会・交流会




  11月28日、宮津ロイヤルホテルにおいて、千 宗室家元夫妻、今日庵理事の千 万紀子さん、淡交会理事の伊住公一朗氏、裏千家調査役・淡交会理事の大谷宗裕氏が出席され、宮津支部特別講演会ならびに交流会が開催されました。
  この行事は、昨年当地にて開催予定であった第48回近畿地区大会が、新型インフルエンザの流行により中止になったことから、主管支部をつとめた宮津支部の役員・会員方のご尽力に報いるとともに激励の意味を込めて、今回訪問される運びとなったものです。


◇特別講演会
  小牧誠一郎支部長の挨拶に続いて講演に立たれた家元は、「裏千家の茶の湯とは、おもてなしとよく言われますが、サービスすることではありません。相手が喜ぶことをすればいいと錯覚してしまいますが、相手の立場に立ってものを考えるということです。そのためには、まず自分の立場を見極めることが大切で、それを認識して初めて人と関わることができるのです」と語りかけられました。


小牧誠一郎支部長挨拶




◇交流会
  講演会に続いて同ホテルにて交流会が催され、宮津混声合唱団による「うるわしの宮津」で開宴。久保幸司副支部長の挨拶の後、幾世淳紀副支部長の発声で乾杯。家元はじめ宗家方を囲んで懇親の和が広がりました。


宮津混声合唱団 久保幸司副支部長挨拶 幾世淳紀副支部長による乾杯


千 万紀子今日庵理事挨拶 伊住公一朗淡交会理事挨拶


家元は各テーブルを廻られ参加者と和やかに歓談


  また、開会前には、同支部青年部・青年部OB担当の呈茶席が設けられ、地元にちなんだ道具組みで、来場者をもてなしました。