新潟支部創立60周年記念大会


  9月18日(日)・19日(月)、新潟市において新潟支部創立60周年記念大会が開催されました。当初、千 玄室大宗匠が出席される予定でしたが、国連親善大使・日本国観光親善大使としての公務があり海外へ出張されたため、名代として故伊住宗晃宗匠の長男で淡交会理事の伊住公一朗氏が出席されました。
  来賓として、新潟市長の篠田昭氏(新潟支部顧問)、衆議院議員の橘慶一郎氏(高岡支部支部長)、参議院議員の田中直紀氏(中越支部支部長)、今日庵老分の仁科惠敏氏(信越地区地区長・長野県支部副支部長)はじめ信越地区・北陸地区内の各支部役員が出席しました。
  新潟支部は信越地区内で最も古い歴史をもち、昭和26年に設立されました。当初、新潟県下1支部でしたが、会員増加に伴い昭和39年に佐渡支部、昭和60年には中越支部が分離結成されています。新潟支部の歴史を振り返るとともに新潟の茶文化に触れる良き大会となりました。




●追悼法要
  大会式典に先立ち、午前11時より新潟支部・佐渡支部・中越支部の各支部創立以来の淡交会物故会員に対する法要が営まれました。3支部の幹事長が祭壇へお茶をお供えし、続いて3支部の役員方が献花を行いました。


追悼の辞 供茶


●記念式典
  大会式典は18日午後3時15分より、ANAクラウンプラザホテル新潟において挙行。
開会にあたり関 昭一支部長が挨拶。続いて、伊住公一朗氏が挨拶し、大宗匠の祝辞を代読されました。また、泉田裕彦新潟県知事(新潟支部顧問)、篠田昭市長はじめ、多数の来賓からの祝辞や祝電が披露されました。
  続く「表彰会」では、関支部長より支部の運営と裏千家茶道の充実・発展に尽力された功労者への表彰が行われ、受賞者へ惜しみない拍手がおくられました。
  最後に、吉田六左エ門副支部長の謝辞により記念式典は閉会となりました。


関支部長挨拶 篠田新潟市長祝辞


伊住公一朗理事挨拶


田中直紀参議院議員祝辞 功労者表彰


●講演会
  式典に引き続き、今日庵文庫長の筒井紘一氏により「茶の湯の趣向」と題して講演が行われました。




●懇親会
  午後5時30分からは懇親会が開催。関支部長の挨拶に続き、加賀田亮一副支部長の進行によって鏡開きが行われ、有沢栄一副支部長の発声で乾杯。懇親会中には池田弘副支部長によるテーブルスピーチや仁科老分による尺八演奏など、趣向を凝らした演出により大いに盛り上がりました。
  伊住氏は写真撮影に応じられるなど支部会員と親しく交流され、廣田靖人副支部長による中締めの挨拶で懇親会が締めくくられました。


オープニングの万代太鼓 鏡開き


●記念茶会
  大会2日間にわたり茶会が催され、濃茶席・薄茶席(親支部担当)、立礼席(青年部担当)、香煎席(学校茶道担当)の計4席が設けられました。
  学校茶道の参加校は、新津南高等学校、向陽高等学校、新潟商業高等学校、新潟大学、日本歯科大学、新潟医療福祉大学、敬和学園大学の皆さん。


濃茶席 薄茶席


立礼席 香煎席