淡交会沖縄支部創立40周年・青年部創立35周年

記念大会

世界につなげよう万国津梁の心を
若宗匠が列席され、盛大に開催

  社団法人茶道裏千家淡交会沖縄支部では10月20・21日の2日間、若宗匠を迎え支部創立40年・ 青年部創立35年の記念大会を開催しました。沖縄支部の結成は昭和36年。当時はまだアメリカの占領下 にあった沖縄ですが、裏千家茶道を志す方々が増加し、許状取得等の強い要望に応えたものでした。 また、青年部は昭和41年の結成。
  20日は万国津梁館において、茶会、記念式典、懇親会。茶会は濃茶席・薄茶席・立礼席の3席が 設けられ、40年の歩みを分かち合う一碗が交わされました。記念式典には岸本建男名護市長はじめ多 くの来賓が列席、支部功労者の表彰等が行われました。
  21日には、浦添市民会館において千 宗之若宗匠による記念講演。会場には儀間光男浦添市長が 列席されたほか、学校茶道を学ぶ学生、生徒、一般市民も含め約700人が聴講。若宗匠は「禅の心  茶の心」と題して、茶道の歴史から和敬清寂の精神を分かりやすく説かれ、茶道を学ぶ者の責任として、 自分をコントロールし、ありのままの自分に自信をもつ心の在りようから広がる人との交わり、茶道の世界 の豊かさを語りかけました。
  会場となった万国津梁館の「万国津梁」は琉球王朝時代の言葉で「世界の架け橋」を意味し、 沖縄サミットの会場となったところ。この節目を契機として、沖縄から茶の心が世界へと発信され続けられることが期待されます。


千 宗之若宗匠の記念講演「禅の心 茶の心」(於:浦添市)

点前解説「且座の式」(於:浦添市) 芸達者ぞろいの青年部による
懇親会アトラクション(於:名護市)