沖縄支部創立50周年・青年部45周年記念行事


  10月9日(日)、千 玄室大宗匠は、支部創立50周年と青年部45周年を迎える淡交会沖縄支部の記念行事に出席のため、沖縄県読谷村を訪問されました。
  来賓として、読谷村長の石嶺傳實氏、衆議院議員の下地幹郎氏、参議院議員の糸数慶子氏、山内徳信氏、淡交会理事の島津修久氏(鹿児島支部支部長)、九州地区地区長の石原 進氏、九州地区名誉地区長の後藤豊彦氏はじめ、沖縄支部のみならず、九州地区内の支部役員・会員650名が出席しました。




  沖縄県は第二次世界大戦で国内唯一熾烈な地上戦が行われた地であり、戦後連合国に占領されましたが、軍政下の昭和36年5月に井口海仙宗匠を迎えて支部結成式を挙行。昭和47年の日本復帰に伴い、九州地区沖縄支部となりました。
  会場となった沖縄残波岬ロイヤルホテルには、濃茶席(沖縄支部参与担当)、薄茶席(沖縄支部担当)、立礼席(沖縄今日会、沖縄支部おもろ・かりゆし青年部、学校茶道担当)、香煎席(沖縄支部学校茶道連絡協議会)の4席が設けられ、大宗匠は各席を廻られ茶席担当者を慰労されました。
  学校茶道の参加校は、読谷こばと幼稚園、嘉手納中学校、読谷中学校、古堅中学校、金城中学校、嘉手納高校、読谷高校、コザ高校、首里高校、那覇高校の皆さん。


濃茶席 薄茶席


男性メンバーによる立礼席 香煎席


  午後3時より第一部「記念式典」。開会にあたり親泊一郎支部長が主催者を代表して挨拶。続いて、大宗匠からのお言葉、石嶺傳實読谷村長、石原 進 九州地区長から祝辞があり、また、多数の祝電が披露されました。


親泊支部長挨拶 石嶺村長祝辞


石原地区長挨拶


  続く表彰並びに感謝状贈呈では、永年支部の運営や学校茶道に尽力された個人や団体を顕彰して、大宗匠より家元表彰が、また、親泊支部長より各賞が授与されました。




  続いて、午後4時より第二部「特別記念講演」が行われ、大宗匠は沖縄支部が結成されるまでの経緯や、多くの戦友が眠る沖縄への思い、また、海外布教をはじめて60年周年の本年、様々な場所で行ってこられた平和活動や平和への思いについて語られました。




  午後5時半からの祝賀会は、親泊支部長、大宗匠の挨拶に続き、後藤九州地区名誉地区長による乾杯で開宴。大宗匠は、全席を回られ記念撮影に応じられるなど参加者と和やかに懇談されました。




地元クラブによる舞と演奏 青年部による波の上獅子舞