埼玉県支部40周年記念大会
千 宗之若宗匠をお迎えし、華やかに




  大空高く澄みわたる10月10日、千 宗之若宗匠臨席のもと、社団法人茶道裏千家淡交会埼玉県支部40周年記念大会(大会会長:今日庵老分・関東第二地区長 松平忠晃支部長)が、さいたま市内の埼玉会館において開催されました。
  家元継承発表後、初の支部周年記念大会に臨席された若宗匠を中心に、和が広がりました。


記念茶会

  埼玉入りされた若宗匠は、埼玉会館に懸けられた茶席を廻られ、支部の役員や会員、「さくら草」・「しらこばと」両青年部会員らと歓談されました。
  同会館には、支部担当、青年部担当、元JCメンバー担当の薄茶席3席が懸かり、40周年という節目と初秋から中秋、晩秋へと移り行く季節感を見事に表現した取り合わせで、喫客を魅了。


埼玉県支部担当の薄茶席 元JCメンバー担当の薄茶席


埼玉県支部さくら草青年部・しらこばと青年部担当の薄茶席


パネル展示「40年の歩み」をご覧になる若宗匠


式    典

  午後3時30分より埼玉会館大ホールにおいて式典を開催。半田宗玄副支部長が開会を宣言。来賓には、埼玉県知事の土屋義彦氏、衆議院議員の武正公一氏、参議院議員の浜田卓二郎氏、今日庵老分の堀部公允氏が列席されたのをはじめ約1000人が参加。

  この後、今大会を記念し埼玉県文化振興基金として埼玉県とさいたま市に、金一封が贈呈されました。
  続いて、永年にわたり裏千家茶道の普及、淡交会の発展に多大の尽力をされた松平忠晃支部長と小島宗枝幹事長に、お家元名の感謝状が贈呈されました。


寄付金贈呈により土屋知事から感謝状授与 若宗匠より功労者表彰


若宗匠ご講演

講演される若宗匠




  若宗匠はご講演で、「支部席、JC席、青年部席は、それぞれ亭主側の思いがはっきり見えるお茶会でした。また、一所懸命さが伝わってきました」と、節目の行事に向けて取り組んできた、すべての会員を労われるとともに、「単に同調するのではなく、共に共感のもてる場、共に歩み寄れるような場として茶道を皆さん方それぞれの立場でいかしていただくことは不可欠だと思います」と述べられました。


懇親会



  同日午後6時からは、会場をロイヤルパインズホテルに移して、懇親会が開催されました。40周年という節目に当たり、若宗匠をお迎えしての懇親会は、和やかに盛り上がりました。