周防支部設立65周年・青年部40周年記念行事
大宗匠を迎えて


  10月30日、千 玄室大宗匠は、本年設立65周年と40周年を迎える淡交会周防支部並びに同青年部の記念行事に出席のため、周南市を訪問されました。同支部は昭和25年5月に、14代淡々斎宗匠と当時若宗匠であった大宗匠の出席のもと発会式を行っています。(当時井上隆一支部長、蓮間宗良幹事長)
  会場となった周南市文化会館には、濃茶席(周防支部担当)、薄茶席(周防支部担当)、薄茶席(同支部わかば青年部並びにわかば西青年部担当)の3席が設けられ、大宗匠は各席を廻られ茶席担当の会員を慰労されました。


濃茶席


薄茶席 薄茶席


  記念式典では、主催者を代表して松岡満壽男支部長が挨拶、大宗匠からのお言葉、周南市市長・島津幸男氏及び淡交会西中国地区長・野村興児氏(萩市市長)から祝辞があり、壇上には高村治子・高村正彦衆議院議員夫人、林裕子・林芳正参議院議員夫人など多くの来賓をお迎えしました。式典は蓮間宗令幹事長の謝辞で閉会しました。


記念式典


  続いて行われた特別講演で、大宗匠は「戦後、日本人が美徳としてきた忍耐、勤勉、正直が失われてきた。この国の成り立ちや日本人としての心のありようを知ることが大切であり、お茶をすることで自分自身を省みる謙虚な心を学んで欲しい」と述べられました。


特別講演


  祝賀会は中国琵琶とピアノによる演奏が参加者を出迎え、平岡秀夫周防支部副支部長の挨拶により開会。来賓を代表して、高村正彦衆議院議員・治子夫人より祝辞があり、続いて松田宗滋青年部西中国ブロック長の乾杯で開宴となりました。
  大宗匠は、参加者と和やかに歓談され写真撮影に応じていられました。永年にわたり支部に貢献のあった90歳以上の会員として、星宗志・石田宗貴・藤村宗宮・中沢宗朝の各氏が紹介され、松岡満壽男支部長より夫々に花束が贈られました。四方を代表して、星宗志氏が万感こもった挨拶をされ、会場は拍手に包まれました。



祝賀会