高岡又新会設立20周年記念
―大宗匠を迎え高岡茶道文化の集い―




  5月30・31日の両日、高岡又新会の設立20周年を記念した「高岡茶道文化の集い」が千 玄室大宗匠出席のもと高岡市で開催されました。同会は地元で活躍する知名士が茶道を通じて地域文化に貢献しようと昭和63年に発足したものです。




  30日、大宗匠は加賀藩ゆかりの国宝・瑞龍寺に設えられた高岡又新会、高岡支部、学校茶道・青年部が担当する各席を廻られました。引き続いて記念式典がホテルニューオータニ高岡で催され、主催者を代表して橘慶一郎会長(高岡市長)の挨拶、淡交会高岡支部荒井公夫支部長の歓迎の挨拶、大宗匠の祝辞と続き、戸田清一初代会長、会員の東 弘氏、佐藤孝夫氏が思い出を披露され、この20年間の歩みを振返りました。




  懇親会では綿貫民輔衆議院議員のご発声で乾杯。又新会の今後ますますの充実発展を互いに期しました。




  翌31日は地元住民も多数参加し「高岡茶道文化の集い」が高岡市民会館で開催されました。最初に生徒4名が御園棚の点前と客の作法を披露、続いて生徒3名が茶道体験発表を行いました。
  大宗匠は「喫茶去」と題して講演され、会場に詰め掛けた多くの参加者は茶道の心を説かれる講話に深く聞き入っていました