竹原支部65周年記念行事




  6月1日(土)、広島県竹原市において竹原支部65周年記念大会が開催され、千 宗室家元が出席されました(竹鶴寿夫支部長)。
  竹原市長の小坂政司氏(竹原支部顧問)、中部中国地区地区長の奥原信也氏(呉支部支部長)、淡交会理事の橋本宗利氏(広島第二支部支部長)、裏千家調査役の大谷宗裕氏、竹原支部をはじめ中部中国地区内の各支部役員・会員が出席しました。
  昭和23年、竹原支部は当初「呉支部竹原支所」として結成され、昭和38年には呉支部から分離し「竹原支所」として独立しました。そして、昭和45年には支部に昇格し、以来茶の湯の盛んな土地柄である地域に根差した活動を続けています。

◇記念茶会
  6月1日・2日の2日間にわたり、濃茶席、薄茶席の2席が設けられました。
【濃茶席】(於 森川邸:竹原市重要文化財)


【薄茶席】(於 たけはら美術館)


◇記念式典・記念講演
  午後4時30分よりホテル大広苑において開催。
  開会にあたり、竹鶴支部長が主催者を代表して挨拶。続いて、家元、小坂市長、奥原地区長からの祝辞があり、その後、大宗匠をはじめとする方々からの祝電が披露されました。

竹鶴支部長挨拶


小坂市長祝辞奥原地区長祝辞


【記念講演】
  記念講演は家元が登壇。家元は「社会環境の変化とともに、世の中からゆとりがなくなり、ひと手間かけることが少なくなってきたように感じます。お茶の世界では、道具の取り合わせひとつにも心を砕き、手間と時間をかけて準備をします。その亭主の心が客に伝わり、お互いに心を繋ぎ合うことができるのです。これからも茶の湯の原点を忘れずに稽古に励んでいただきたいと存じます」と語られました。



◇懇親会
  午後6時15分よりホテル賀茂川荘にて開催。
  竹鶴支部長、家元の挨拶に続いて鏡開きが行われ、橋本理事の発声で乾杯。 参加者は瀬戸内海の海の幸を楽しみながら、和やかに歓談しました。
  終わりに、佐藤守幸副支部長の中締めの挨拶で締めくくられました。

橋本理事の乾杯


佐藤副支部長中締め