山形支部設立60周年記念行事
大宗匠を迎えて


  本年設立60周年を迎えた淡交会山形支部は9月26、27日の両日、千 玄室大宗匠を迎え記念行事を行いました。同支部は昭和23年10月に、当時若宗匠であった大宗匠の出席のもと発会式を行い、現在に至っています。
  26日、山形市のパレスグランデールに濃茶席(長谷川吉茂副支部長担当)、薄茶席(支部役員担当)を設け記念茶会を開催。続いて懇親会が鹿野道彦支部長の歓迎の挨拶、大宗匠のお言葉、来賓を代表して支部顧問でもある市川昭男山形市長の挨拶と続き、清原浄田副支部長の乾杯で和やかに進行しました。


濃茶席 薄茶席


懇 親 会


  翌27日は、山形テルサに会場を移して記念式典と講演会。式典には多くの来賓を迎え、山形支部長の挨拶、大宗匠の挨拶、山形市長の祝辞と続き、参加者は60年の歴史に思いを馳せ、新たな歩みを誓いました。
  式典の後、大宗匠が「一碗のお茶を大切に」と題して講演。若い人たちが自国文化を知ることや、柔軟な精神と青年部活動の大切さを説かれ、最後に「現在の世界には大変な状況下に生きている人も多い。皆さんの手を貸してほしい。そのような方々に一碗を心を込めて捧げれば、その思いは必ず伝わります」と締めくくられ大きな拍手が寄せられました。終了後に質疑応答の時間が設けられ、大宗匠は高校生、大学生、青年部会員からの質問に一つひとつ丁寧に答えられました。


記念式典 講演会