第4回アフリカ開発会議での日本文化紹介


淡交会横浜支部 幹事長 鈴木宗徹

  5月29日、第4回アフリカ開発会議のために来日中のアフリカ各国元首夫人、在日大使夫人の皆様に外務省及び横浜市の依頼により淡交会横浜支部が日本文化紹介の一環として横浜市中区の三渓園において呈茶をさせていただきました。

  当日は生憎の雨模様でしたが、各国元首夫人は原三渓の旧宅である鶴翔閣に入られ、着物姿の福田康夫内閣総理大臣夫人、高村正彦外務大臣夫人の出迎えを受けられました。
野田由美子横浜市副市長の英語による挨拶に続いて、同副市長より「点前が福田首相夫人、半東が高村外相夫人」との紹介がなされると、参加者から一斉に拍手が湧きました。



野田副市長による福田首相夫人紹介


  淡交会総本部のグレッチェン・ミトワさんによる点前解説がなされるなか呈茶をいたしましたが、各国の夫人方にはお菓子、お茶ともにたいへん好評で、「自国にはこのような飲み物がないので日本のどこで手に入るのか」等の質問が出るほどでした。
  呈茶終了後、中島宗基今日庵業躰の発案で皆様方に実際にお茶を点てていただこうということになり、参加者にお茶碗と茶筅を持ち出し、福田首相夫人、高村外相夫人、野田副市長、横浜支部会員が一緒になり、参加者がお茶を点てるお手伝いをいたしました。この時がこの日一番の盛り上がりとなり、日頃千 玄室大宗匠が提唱されている「一碗からピースフルネスを」の意味を会員一同が実感することとなりました。


福田首相夫人によるお点前(半東は高村外相夫人)


参加者の点茶体験をお手伝い


  最後に淡交会横浜支部を代表して幹事長の私から皆様に参加御礼を申し上げ、続いて副市長から行事終了が報告されました。福田首相夫人、高村外相夫人、そして野田副市長は、各国元首・大使夫人が全員お帰りになるまでお見送りをなされ、私たち横浜支部会員に暖かい御礼の言葉と、お手折の美しい折鶴をそれぞれに頂戴しました。

  参加者の皆様に喜んでいただけたことが何よりも嬉しく思っております。


福田首相夫人・高村外相夫人、中島業躰とともに記念撮影