■関八州とは?■

江戸時代、坂東(関東の雅称。足柄峠、碓氷峠の坂から東の地方の意。)八ヶ国の総称で、相模、武蔵、安房、上総、下総、常陸、上野、下野の八ヶ国を言う。坂東武士は勇猛で知られたが、鎌倉時代には源頼朝によって幕府が開かれ、政治の実権が畿内から関東に移った。徳川家康が豊臣秀吉によって江戸に移封され、1603年に江戸幕府を開いてから260余年の間、江戸は政治文化の中心をなした。明治維新後も中央政府は東京に置かれ現在に至っている。
関東の括り方には色々なものがあるが、「首都圏」とういう範囲には山梨県が含まれるため、「関東地方」という場合にも、山梨県が含まれることがある。山梨の古名は甲斐。(関東第一ブロックは東京都、関東第二ブロックは茨城県・栃木県・群馬県・千葉県・埼玉県・山梨県)

【関東の観光名所】
■日光の社寺■
栃木県日光市にある「二社一寺」で、日光東照宮・日光二荒山神社・日光山輪王寺のことをいう。
ここに存在する建造物は我が国を代表する宗教建築で、「日光を見ずして、結構というなかれと」言われるほど、絵画、彫刻、建築と優れた芸術の集積地となっている。「二社一寺」を形成する103棟(国宝9棟、重要文化財94棟)の「建造物群」及びこれらを取り巻く「遺跡(文化的景観)」は、人類にかけがえのない財産として、平成11年(1999)世界遺産に登録された。

■偕楽園■
水戸の偕楽園は、金沢の兼六園・岡山の後楽園とともに日本三名園の一つに数えられている。梅の名園として知られ、園内には100種3000本の梅が植えられ、2月下旬から3月上旬にかけての「梅まつり」はたくさんの観光客でにぎわう。
この名園は天保13年(1842)水戸藩第9代藩主徳川斉昭公により造られた。公は園内の吐玉泉の水を使って好文亭で民とともに茶道を楽しんだ。ちなみに水戸黄門で知られる光圀公は第2代藩主。

■東京ディズニーリゾート■
言わずとしれた、日本最高にしてアジア最高のテーマパーク。
東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを核とした、泊まる・食べる・遊ぶ・買うといった、楽しみの要素をすべて詰め込んだ新しい滞在型テーマリゾート。年間入場者数は2500万人超(2003年)と他の施設を圧倒している。

■六本木ヒルズ■
2003年、森ビルの都市開発によりオープン。「ヒルズ族」等の流行語を生んだ本拠地。首都今年に入ってからも何かとお騒がせな六本木ヒルズだか、いまだ観光客が絶えることのないお洒落なスポット。
江戸時代には毛利家上屋敷の敷地であった。また、1882年に開校した曹洞宗大学専門本校(今の駒澤大学)のあった場所もこの一角。
http://www.roppongihills.com/jp/index.html

■東京タワー■
港区芝公園にある高さ333メートルの総合電波塔。
正式名称は日本電波塔といい、1958年見建築家の内藤多仲氏と日建設計株式会社が共同で設計。いわずと知れた東京のシンボル・観光名所である。現在、第二東京タワー建設計画で話題。
昨年度関東第一ブロックでは、東京タワーの下の増上寺にて「キャピタル青年部TOKYO大茶会」という茶会を開催した。
http://www.tokyotower.co.jp/333/

■浅草■
浅草寺を中心広がる繁華街。外国人観光客にも大人気のスポット。
古くは「吾妻鏡」に浅草の名が見られ、その後江戸・明治・大正・昭和と大衆文化の中心地として栄える。浅草寺のご本尊はその昔(628年)漁師の網にかかり海から引き上げられた観音様。秘仏。
毎年五月に行われる三社祭、七月のほおづき市も様々なイベントも有名である。
http://www.asakusa-kankou.com/

■東京都庁■
新宿駅に聳え立つ言わずと知れたツインタワービル・都庁。丹下健三氏の設計で1990年12月完成。石原都知事の活躍とともに知名度もUP。関東第一ブロックでは、都庁広場にて毎年「TOKYOファミリー体験広場」を開催する。

■秋葉原■
電脳系・オタク系の聖地・秋葉原。東京都千代田区外神田・台東区秋葉原近隣を指す。メイドカフェの発祥の地。昨年ヨドバシカメラが9階建ビルのマルチメディアakiba店をオープンして話題を呼んだ。日本の技術・産業の巨大マーケットとして「akiba」の名前は世界中に轟き始めている。

【各地の献茶式】

■埼玉県■
  大宮氷川神社 毎年御宗家奉仕

■栃木県■
  日光東照宮  隔年で御宗家奉仕

■群馬県■
  天台宗光明寺 平成16年3月7日 坐忘斎御家元奉仕

■山梨県■
  身延山久遠寺 平成16年10月2日 鵬雲斎大宗匠奉仕

■東京都■
湯島天満宮御献茶式
大宮八幡宮御献茶式
日枝神社御献茶式
靖国神社御献茶式
池上本門寺御献茶式

【これぞ名産品】

■甲州ワイン■
日本のブドウの歴史は718年に行基が中国から伝えたものを甲州に蒔いたことが始まりとも、また、1186年に勝沼の雨宮勘解由が野生のブドウを自宅で栽培したのが初めとも言われる。
日本人とワインとの出会いは、1549年フランシスコ・ザビエルが島津公に献上したのが初めとされる。

そして明治初期、米不足のため米からの酒造り節減がもとめられ、官業としてのブドウ栽培とワイン作りが始まった。1877年には民営のワインメーカーも発足し、官民でのワイン作りがスタートしたが、国民の嗜好には一時に受け入れられなかった。その後、酸味に弱い日本人向けの甘味ワインがつくられ、東京オリンピックや大阪万博を契機とする本格的なワイン市場の拡大まで、日本ワイン市場の主流を占めることとなった。

現在は高級酒から1升瓶入りのテーブルワイン、赤白ロゼ、ブドウの品種も様々に、あらゆると言っていいほどの種類のワインが生産されている。





■群馬■
群馬県人はあまり訛っているという自覚がない。というのも、アクセントはほぼ標準語といわれるものとあまりかわらず、そのせいか方言をしゃべっていてもそれが方言であることを認識していない。その結果、どこへ行っても自分がしゃべる言葉が誰にでも通じると疑わずに会話している。
特徴的なのは、「行こう」→「行くべー」、「食べよう」→「食うべー」といった、「べー」言葉が多い。群馬の方言を上州弁と言うが、研究者によれば立派に文法があるそうだが、長くなるので興味のある方のために「面白かんべぇ上州弁」(遠藤隆也著・ブレーンオフィス刊)をご紹介して終わりたい。

■東京■
東京の方言というと、「べらんめぇ調」と言われる話される「江戸弁」がある。時代劇や江戸落語でよく聞かれるが、実際には下町界隈の限られた地区でのみ話される。「し」と「ひ」の使い方が逆である。




【制作】実行委員会・広報リレー茶会部会